【トラリピ】2024年第27週を考察する

実績・考察

はじめに

40代サラリーマンが「トラリピFX」で月50万円の利益を出していました(2022年実績)。

今は「放ったらかし運用」にしたいので、低レバレッジに変更して月20万円程度にしています。

そんな私が、トラリピに必要な情報と個人的な意見(素人の考察)を交えながら勝手なことを述べていきますので、興味が持てましたら継続してご覧ください。

各通貨ペアを考察する

トラリピで運用する場合、AUD/NZD, EUR/GBP, USD/CADの3通貨ペアを中心とするのが最も理に適っていると私は考えています。

そういう理由から、今後はこの3通貨ペアに絞り、考察を続けていくことにします。

結論

現在のトラリピ戦略を変更する必要はない。

  • 短期的および中長期的に見ても、現在の設定レンジを大きく外れロスカットになる可能性が極めて低いと考えられるため。
  • それぞれの相関性に変化はなく、放ったらかしにしていても中長期的運用に大きなリスクがないと考えられるため。
  • 当面はトータルスワップがマイナスに進む構図となり、利益率が想定より下がることが想定されるものの、中長期的には運用に大きく影響するほどのインパクトはないと判断できるため。

AUD/NZDを考察する

上図はAUD/NZD(日足)ですが、今週も上昇し、週の終値は1.09800付近となりました。

以前と比べればポジションをかなり増やしましたため、得られるスワップが増えました。

ボラティリティは大きいものではないですが、今週は上昇しただけですので利益にはなりませんでした。

私の利益値幅は40pipsですが、20-30pips程度でも良いかもしれません。

テクニカル分析で見ますと、複数の買いシグナルが点灯中、上昇トレンドです。

そろそろ上昇も一服する状況になるかもしれませんが、下値は強く支えられそうであると言えそうです。

全体的に見てもコアレンジ内での推移で想定内の動きですし、ロスカットなどの視点で見ても不安は一切ありませんから、安心して放置しておくことができます。

今週は、注目される経済指標がさほどなかったため、相場が大きく変動するようなこともあまりありませんでした。

豪州での小売りや住宅関連の指標もありました(予想を上回る結果でした)が、相場に大きな影響はなかったものと思われます。

基本的には、先日の政策会合での声明にあったように、豪中銀が利上げを議論して利下げは検討しなかったことに基づく豪ドル高が続く地合いになりそうです。

両国の利上げ/利下げ観測に関わる材料があらわれるまでは、AUD/NZDの方向感はまだ変わらないでしょうか。

来週のNZ中銀会合も大きな材料にはならないかもしれません。

現在の豪州の政策金利は4.35%、年内の利下げはないと予想されています。

一方、現在のNZの政策金利は5.50%、市場では11月頃に利下げが行われると予想されています。

(政策金利や利下げについては、「まとめ」で紹介している記事にもう少し詳しく書いています。)

NZの次回会合は7月10日、豪州の次回会合は8月6日、です。

AUD/NZDに関連する動画がマネースクエア社で公開されていましたので、こちらに貼り付けておきます。

EUR/GBPを考察する

上図はEUR/GBP(日足)ですが、今週は少し下落し、週の終値は0.84600付近でした。

ボラティリティは小さく、利益に繋がりにくい状態です。

このような状況では、利益値幅を20pips程度にしなければ利益にならないかもしれません。

テクニカル分析の視点で言うと、買いと売りのシグナルがそれぞれ点灯しており、下落トレンドです。

分厚い抵抗帯に押し戻され上値は重く、材料がない限りは暫く横ばいが続く展開になりそうです。

設定レンジの中央付近で推移していますので、どちらに動いたとしても懸念は生じず、安心して放置しておくことができます。

今週は、多数の経済指標が発表されました。

欧州は、消費者物価指数が市場予想よりもやや良好だったことをはじめ、全体的に決して悪くはない印象でしたが、ドイツの結果は市場予想を下回る結果が多かったように見受けられます。

一方、英国からは購買担当者景気指数関連が発表され、注目されやすいサービス部門だけは市場予想を上回る結果となりました。

とは言え、これら経済指標が相場に大きな動意にはならなかったように思われます。

なお、現在最も注目されている選挙についてですが、英国は予想通り野党の圧勝となりましたものの市場の反応は限定的でした。

新首相スターマー氏の労働党は経済の安定をもたらすことを標榜しているとのことで、2022年のトラス・ショックのようなことがないことを祈るばかりです。

一方、フランスの議会選挙は野党である極右政党がどれほどの得票率になるかが注目されておりましたものの、第1回投票が終わってみると懸念されたほどではなかったとのことで一部安心感が広がり、相場にも反映されたものと見られています。

しかし、フランスの政治安定度は高くないとされており、今後もユーロに影響する可能性があると考えられています。7月7日の決選投票に注目が集まります。

現在の欧州の政策金利は4.25%、市場では追加利下げを9月以降と予想しています。

一方、現在の英国の政策金利は5.25%、市場では利下げを8月頃と予想しています。

たとえ両者の利下げタイミングに差があるとしても、金融政策の視点からは大きな差がないと考えられていますので、中長期的に金利の逆転がないものと想像できます。

EUR/GBPの運用はプラススワップも重要な要素ですので、金利差に特段の変化がなければ現在のスワップポイントも継続されるでしょう。

(政策金利や利下げについては、「まとめ」で紹介している記事にもう少し詳しく書いています。)

欧州の次回会合は7月18日、英国の次回会合は8月1日、です。

EUR/GBPに関連する動画がマネースクエア社で公開されていましたので、こちらに貼り付けておきます。

USD/CADを考察する

上図はUSD/CAD(日足)ですが、今週は週半ばに下落し、週の終値は1.36400付近となりました。

売りがマイナススワップですので、保有しているポジションは早く決済させたいところです。

私は50pipsの利益値幅で運用していますが、ボラティリティからみて30-40pips程度に狭めても良いかもしれません。

テクニカル分析の視点で言うと、複数の売りシグナルが点灯中で、トレンドはありません。

抵抗帯を下抜けし、200日移動平均線の1.36000付近まで届きましたけれども、これを下抜けるには、さらなる力強さが必要になりそうです。

また、マイナススワップが以前より増額しており、個人的には運用することを嫌ってもよい一線を超えたような気がしました。もうUSD/CADを運用しないという方がいても仕方ないとも思っています。

私自身は、運用全体として分散投資(利益よりも安全性重視・安心して運用したい)が有益と考えていますので、設定レンジ内で推移すると想定している以上、基本的には運用を継続していく予定です。

マイナススワップを嫌うのであれば、ドルカナダを外すのも良いですし、マイナススワップ対策を検討するのも良いかもしれません。

(そのため私はマイナススワップ対策をしています:別記事参照)

今週は、米国で多数の経済指標が発表されましたが、ISM景況指数を含む多数の結果が総じて弱かったため、米ドル安に動きました。

しかし、最も注目された雇用統計はやや軟調で、相場の反応は上下に振れただけでさほど影響はなかったように見えます。

しかし、雇用統計の調査方法が今回はサンプル調査のため、正式である全数調査の結果では雇用は弱いのではないかという懸念も生じており、その結果(8月)次第では相場に影響をもたらす可能性があるとされています。

一方、カナダも雇用統計を発表しましたが、結果は市場予想よりも弱く、追加利下げ観測を強める形となり、カナダドルを押し下げました。

両国の明暗が分かれたため、USD/CADは上昇したわけですけれども、このように金融政策にも差が生じてしまうとなると、高値(上昇)が続くことが予想されるでしょう。

ただし、上述のように米国の経済が減速していると判断されれば、急激な巻き戻しなど様相は変わってくるかもしれません。

米国には、大統領選挙、ウクライナや中国の問題、中東情勢、さらには商業不動産市況の悪化等の経済リスクもあることは忘れてはいけないでしょう。

米国の現在の政策金利は5.25~5.50%、市場では利下げが9月から始まると予想されています。

カナダの現在の政策金利は4.75%であり、市場では追加利下げが7~9月にもあると予想しています。

(政策金利や利下げについては、「まとめ」で紹介している記事にもう少し詳しく書いています。)

カナダの次回会合は7月24日、米国の次回会合は7月31日、です。

USD/CADに関連する動画がマネースクエア社で公開されていましたので、こちらに貼り付けておきます。

まとめ

今週も各通貨ペアの状況と展開を、勝手ながら考察しました。

AUD/NZDは、豪州の利上げ観測を根拠とした豪ドル高が続き、一気に上昇しました。プラススワップを稼ぐポジションを増やしたことはポジティブであり、運用の安定化に貢献していると言えるでしょう。また、両国の金融政策に大きな差が見られないことから、レートの方向性からしても運用に不安要素はありません。これら背景から中長期的視点で見ましても、想定レンジ内で推移することが予想できますことから、このままトラリピを継続することが適切であろうと判断しています。

EUR/GBPは、欧州政治の先行き不透明感により、今後下落傾向が見られる可能性があるとされています。しかし、未だに設定レンジから外れるような懸念は一切ありませんし、外れたとしても損失を被ることがありません。さらに、金利差の逆転も想定されないことから、この通貨ペア最大の強みであるプラススワップも維持されると予想されます。ボラティリティが小さいために利益率が低いとされていますが、このまま運用を継続すべき優良な通貨ペアと言えます。

USD/CADは、カナダが先行して利下げを始めたため、金融政策の差から今後も高値が維持される(あるいは上昇する)と予想されます。しかも運用はマイナススワップとなり、そのスワップ額も増額し始めたことから、USD/CAD自体の運用を取りやめるという決断も否定しません。ただし、想定レンジから外れる可能性は低いと考えていますため、中長期的運用の視点から分散投資先に選択することも間違っていません。利益率と安全性の個人的な価値観に基づく判断が重要となるでしょう。

(為替介入の話題も大きく取り上げられていますが、#トラリピぱぱきち はドル円やクロス円通貨を運用していませんため、影響はありません。むしろ、これらはドル円やクロス円通貨運用において容易に想像できる大きなリスクであるため、その影響を避けながら中長期運用ができるよう設定しています。)

全体的に見ますと、全ての通貨ペアが想定レンジ内で推移していますし、大局を見る限り中長期的にも安定的なレンジ相場を形成すると想定されることから、このままこの運用(#トラリピぱぱきち)を継続することで問題はないだろうと考えています。

長く運用していれば、一時的に含み損が大きくなったり利益が少なくなる時期もありますが、それは当然のことであると受け止め、当初の計画通り低レバレッジで運用することが「トラリピによる適切な中長期運用」に繋がるものと認識すべきでしょう。

最近は利益率が低下していますが、損をしていなければ運用は成功していると考えるべきです。

トラリピの中長期戦略(政策金利とそれに見合った戦略)やスワップポイントの管理については、こちらの記事に記載しています。

記事は随時更新していますので、更新日を確認しながら継続的にご覧ください。(中期戦略について更新しました!)

最後となりますが、私の運用や実績を以下の記事で公開していますので、こちらも合わせてご覧ください。

ただの独り言ではありますが、参考になる情報があるようでしたら幸いです。

皆さんの更なる発展を、心よりお祈り申し上げます。

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お役立ち情報

政策金利

主要国における2024年の政策会合の日程を示しておきます。

現在の状況・流れや今後の展開などを知っておくだけでも、トラリピの戦略を検討する際に役立つと思います。

スワップポイント

マイナススワップは利益を蝕んでいきます。

私はできる限り避けたいと考えています。

各通貨ペアのスワップポイントを知っておくだけでも、トラリピの戦略を検討する際に役立つと思います。

各1万通貨あたり(2024年6月本稿編集時)

なお、「せま得キャンペーン」が常設サービスとなりました。

こちらの記事でも詳しく述べていますので、必要に応じてご覧ください。

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この度、試しに松井証券のFX自動売買システムを使って、運用することに致しました。

こちらの記事に、その経緯や設定も記載しておりますので、ご興味がありましたらご覧ください。

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おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

私の実績と設定は、こちらで公開しています。

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トラリピ運用を体系的に理解しておきたいという方は、以下のトラリピロードマップをご覧になってみてください。

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