トラリピの失敗はどうやったら防げる?

初心者

トラリピの失敗はどうやったら防げる?

私はここ1年で、ようやくトラリピの損益を記録するようになりました。

正直、それより前は面倒でやっていませんでした。

損益を記録することで、本気でトラリピに向き合うことができたように思います。

そしてこの1年間は、おかげさまで年利10%を達成しています。

以前から私の記事をご覧いただいている方はご存知でしょうけれど、それまでは生涯で500万円ほどをトラリピで溶かしています。

正確に言えば、最近のトルコリラ急落で私の負の遺産はまだ膨れていますから、500万円では済まないです。(記事作成時)

トラリピの成功と失敗

そこで、これら地獄の苦しみを味わっているトラリピ失敗の経験と、ここ最近で安定して成果をあげている成功の経験を織り交ぜ、皆さんに「どうやったらトラリピの失敗を防げるか」をお伝えしたいと思います。

私のトラリピの成功と失敗
  • 失敗の原因は、リスクを把握していなかった
  • 成功の原因は、リスクを把握できている(と思っている)

要約して説明しようと思いましたら、結果、あまりにもふざけた書き方になってしまいました。申し訳ありません。でも、これに集約されてしまいますので、それについて以下に述べてまいりたいと思います。

トラリピで失敗した原因

私が失敗した原因は、リスクを把握していなかったことです。

通貨ペアやレバレッジや幾つかの要素があるように思うでしょうけれど、原因はたった1つ、「運用する通貨ペアはどこまで変動する可能性があって、自身の運用資金ではどこまで耐えることができるのか、を把握していなかったこと」です。

要はロスカットのリスクを把握できていなかったのです。

私の場合はサブプライムローンショックとリーマンショックが運用資金を溶かした原因でありましたため、残念ながらそれより過去のデータが参考にならなかった時代でした。

これは不運としか言いようがないのですが、今はそれら〇〇ショックと言えるデータがありますし、それで分析した専門家の意見も多数ありますから、それらを参考に自身で考えられる良い時代になりました。

もちろん、未来は誰にも分かりませんので、それ以上の大きな〇〇ショックが生まれるかもしれませんけれども、リスク管理やリスク分散などの考え方さえあれば、きっと耐えられると思います。

無論、12-13年前の私はそれらが全くできていませんでしたから、このような状況に追い込まれたわけです。

この経験をもとに、どうトラリピを設定していけばよいかと考えますと、その通貨ペアがどこまで変動する可能性があるかを見極める(自身で適正なロスカット値を決める)こと、その変動する相場レンジのなかで自身の運用資金ではどのように設定すればロスカットしないかを計算ツールを使って計算すること、の2つです。

放ったらかし運用をするためには、最初の計画・準備が重要ですから、これだけは怠らないでください。怠れば私のような目に遭います。

リスクを考えるにあたっては、こちらの記事もご参考になさってください。

トラリピで成功している要因

そして、現在成功(年利10%)が続いている要因は、相場が読めないながらも「大きな流れをザックリ読んで、リスクを事前に把握すること」です。

実はこれは、ここ1年で学んだことなので、1年前から実践できていたわけではありません。

ですので、リスクを感じたときに避けられるよう、設定をマイナーチェンジしたり通貨ペアを変更したりしています。

それが功を奏しているという感じです。

ここで言うリスクとは、中期的な相場の上昇・下落傾向であったり、マイナススワップの影響であったりです。

要は、何か良くない(損失が生まれる・利益が減る)ことが起きそうだから備えておく、というスタンスです。

では、その「大きな流れをザックリ読む」方法ですが、私は所詮素人なので1つの方法しかできませんけれども、それは「各国の政策金利の方向性を見る」ことです。

政策金利は様々な経済指標や社会情勢に影響を受けながら変化するものですので、それそのものを予想するのは素人の私にはできないことですが、専門家が解説してくれているものがありますので、それらをもとに勝手に解釈しながらザックリ先を読んでいます。

そのため、ここ最近の記事では、各国の政策金利について述べるようにしています。

皆さんにとって興味のないことでしたら斜め読みしていただければ結構ですし、ご自身で調べるのは好まないということでしたら、継続して私の記事をご覧いただければ幸いです(素人の解説になりますが!)。

いずれにしましても、政策金利はその通貨ペアの中長期的な行き先を示す重要な指標でありますし、スワップポイントにも影響するものですから、中長期的運用を目指す私としましては無視できない情報でございます。

皆さんもトラリピは中長期的運用として実施しているでしょうから、皆さんにとっても政策金利は有用な情報になると思います。

とは言え、この話題を私は成功要因として述べていますが、これも私自身の失敗から得た経験であります。

単純に運用を続けていると、経時的にマイナススワップの悩みが増幅してまいります。

これを解消するにはどうすべきかと考えた結果、やはりマイナススワップから逃げるしかありませんでした。

マイナススワップを避けながら資金効率の良い運用ができるのかどうか分かりませんでしたが、スリーミリオン俱楽部によるコンサルティングで通貨ペアの選定(運用する通貨ペアを絞ること)も実行できましたし、ここ最近の各国の利上げ観測からスワップポイントを読むことで通貨ペアの変更にも着手することができました。

また、ニュージーランドの継続的な利上げによりAUD/NZDのレートが下押しされ、私のコアコア戦略が役立たずになったことは見事な失敗でしたわけですが、これは利上げ観測を読んでいなかったことが原因ですので、ここでも政策金利の重要性を理解できたのです。

スリーミリオン俱楽部については、こちらの記事もご参考になさってください。

以上より、所詮素人の私ではありますが、これだけは押さえておけ!と言えるのが「政策金利」であり、それだけでも大きな流れをザックリ読むことができているわけですから、今後は是非注目していただきたいと考えています。

まとめ

トラリピの成功と失敗から学んだこと
  • 失敗から学んだ、トラリピを始める前に絶対にすべきポイント
    • その通貨ペアがどこまで変動する可能性があるかを見極める(自身で適正なロスカット値を決める)
    • 自身の運用資金ではどのように設定すればロスカットしないかを計算ツールを使って計算する
  • 成功から学んだ、知っておくと利益に繋がりやすいポイント
    • 各国の政策金利の方向性から大きな流れをザックリ読んで、リスクを事前に把握する
    • リスクを把握することで、中期的な相場の上昇・下落傾向やマイナススワップに備える

難しいことを言っているように見えるかもしれませんが、意外と難しくないというのが私の意見です。

また、難しいと思って前半部分(絶対にすべきポイント)ができないのであれば、トラリピは始めないほうが良いと思います

何故なら、トラリピはロスカットしないことが鉄則だからです。

逆に、後半部分は利益率を上げるポイントですので、絶対ではありません。

政策金利に関しては、今後も私の記事で取り上げていくと思いますので、もし私の記事が参考にしてくださるようでしたら、引き続きご覧いただければと思います。

おわりに

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

トラリピ運用を体系的に理解しておきたいという方は、以下のトラリピロードマップをご覧になってみてください。

成功への7つのステップを確認するだけでも、自分自身の人生の見方が変わると思います。

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さとふる

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